Common Information Effect

8:30から上級交渉・紛争管理の授業に出る。
PB Techの事例で、集団意思決定について交渉演習を行った。
PB Techの各部門長が集まり、3人の候補から次期CFOを選出するという事例。
6人で集まり、私はオペレーション担当としてKを推薦した。
それぞれに与えられた情報に基づき投票すると、4人がK、1人がNを推し、多数決でKを推薦することに決まった。
クラス全体でも大半のグループがKを選び、Nを選んだのは2チームだけだった。
単純な交渉内容に若干拍子抜けしていた我々だったが、やはりからくりがあった。
3候補の長所短所を纏めて分析すると、最も長所が多く短所が少ないのはNとなる。
それなのに大半のグループからNが落とされたのは、Nが短所が全員に共有されている唯一の候補だったからだ。
手持ちの限られた情報から各々が主張すると、Nは最初にふるいから落とされてしまう。
ちゃんと情報を共有すれば他の候補の方が短所が多いにもかかわらずだ。
これが集団意思決定に影響を及ぼす共通情報効果である。
集団では共通に知っている情報についてよく話し合うが、一部にしか知られていない情報は共有されにくい。
18時からイノベーション管理の授業に出る。
今日は研究開発レベルでのイノベーションについて習った。
研究開発の革新の成功要因、知的財産の保護、オープンソースなどについて講義があった。
IT業界以外では、カナダの金鉱業者GoldCorpの話が面白かった。
金の埋まっている位置・埋蔵量を評価・測定する最適な方法を模索していたGoldCorpは、企業秘密である地質データをWEB上で公開し、$575,000の賞金を懸けて測定方法を公募することにした。
前代未聞の試みに正気の沙汰ではないと批判を受けたが、50カ国から1,000以上の応募が地質学者、数学者、コンサルタントなどから寄せられた。
GoldCorpが見たこともないような測定方法も含まれており、結果110の金鉱候補が挙がり、800万オンスの金増産につながった。
オープンソースを利用した成功例である。
ゲストスピーカーとして招かれた弁護士から知財に関するプレゼンがあった。
ソフトウェア開発において、ソースコードは保護対象ではあるが、回避策があるため特許は有効に機能しないことが多い。
オープンソースコミュニティも影響力を増しており、ベンダーはこれからも柔軟な対応を迫られるだろう。

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